伊東市の田久保眞紀 市長が大学を除籍になっていたと明らかにしてから8月2日で1カ月となりました。市長が辞意を撤回し、続投を表明したこともあり、市役所には現在も多数の“意見”が寄せられていて4日午後4時までに、その数が5000件を超えたことがわかりました。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌や報道機関から依頼された経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記載していましたが、7月2日に会見を開き、実際には除籍されていたと明らかにしています。

これを受け、市役所には電話やメール、ホームページの意見箱を通じて多数の“意見”が寄せられるようになりました。

田久保市長は7月7日に辞意を表明し、18日には月内に辞職する意向を示していましたが、31日の会見では一転して辞意を撤回し、市長職に留まることを表明したことから、その数はさらに増え続けています。

伊東市によりますと8月4日午後4時までに確認されている秘書広報課への電話やメールなどは5170件に上り、そのほとんどが苦情や辞職を要求する内容となっていて、また、電話については秘書広報課以外に企画政策課でも対応に当たり、課税課や議会事務局などにも今回の問題に関連した苦情が届いていることから、実際にはもっと多くの意見が寄せられているということです。

市役所では秘書広報課を中心に電話が鳴り続け、業務に支障が出ているほか、職員が昼休みを取れなかったり、トイレに行けなかったりという事態になっていて、田久保市長は市職員の労働組合からの求めに応じて、自身のホームページに意見の問い合わせフォームを用意した上で電話対応窓口を設けましたが、1回線しかないことから、引き続き市役所に電話が寄せられる事態となっています。

テレビ静岡
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