令和になってから須崎御用邸でのご静養は2回目です。天皇ご一家は8月1日夜、静岡県下田市に到着され、出迎えた多くの市民や観光客に笑顔で応えられました。
1日午後8時半過ぎ、伊豆急下田駅に到着された天皇皇后両陛下と白地に小花柄のワンピースをお召しになった長女の愛子さま。
須崎御用邸での静養は実に6年ぶりです。
駅では約100人の市民や観光客が出迎える中、時にはかがんで、時には身を乗り出して、ひとりひとりと目線を合わせながら30分以上にわたって交流されました。
市民:
この暑い中ずっと待っている私たちのために心を砕いてくださり本当に感激しました
こちらは愛子さまがまだ生後8カ月だった頃の2002年8月。
皇太子時代の天皇陛下の隣で皇后雅子さまに抱っこされた愛子さまは上皇ご夫妻や秋篠宮ご一家と共に御用邸近くの海岸を散策されました。
そして、東京へお帰りになる際には駅員に笑顔で手を振り返す姿も。
2010年にご一家で8年ぶりに下田市を訪れると、2年後の2012年からは8年連続で須崎御用邸にご滞在。
2018年にはご一家で浜辺を散策する様子が16年ぶりに公開されました。
天皇ご一家(2018年):
(Q.お手元には何をお持ちでしょうか?)貝です
上皇さまの退位にともなって2019年5月1日に即位された天皇陛下。
令和になって最初のご静養も須崎御用邸で過ごされるなど思い出の地の1つとなっています。
今回は直前にカムチャツカ半島付近で起きた地震により下田港でも津波を観測したことから市民を案じられる場面もあったということです。
市民:
津波に関して「被害は大丈夫ですか?」と心配のお声がけをいただいたので、それに対して「心配していたよりも被害が少なく済んだので安心しました」とお話しました
市民:
国民の安穏をいつも願っていらっしゃる優しい方。そういう気持ちがすごく出ている。お話の中でも表情もすごく豊かで優しくて
集まった人たちは今も昔も変わらず国民に寄り添われる姿に感激した様子でした。