7月に塩素系ガスが外部に漏れた福岡県の三井化学大牟田工場で、4月にも建屋内でガスが漏れ、5人が病院に搬送されていたことが分かりました。
三井化学大牟田工場では7月27日、塩素系ガスが敷地外に漏れ、周辺住民や対応にあたった消防隊員など約150人が体調不良を訴えて医療機関を受診しました。
三井化学によりますと4月にも工場の建屋内で微量の塩素系ガスが漏れ、周囲にいた従業員5人が救急搬送されていたことが新たに分かりました。
5人は経過観察のため1日だけ入院し、健康状態に異常はなかったということです。
敷地外へのガス漏れはありませんでした。
三井化学は4月のガス漏れについて「建屋内で微量のガス漏れが発生したのは事実だが、関係機関には速やかに報告し、適切に対応した」とコメントしています。
