岡山大学は8月4日、50代の男性教授が同じ部署に所属する教員に対してアカデミックハラスメントを行ったとして、戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

岡山大学の発表によりますと、50代の教授は同じ部署に所属する教員に対して、2022年4月以降、正当な理由なく、ゼミ担当から外し、教育の機会を制限したほか、2024年3月には会議中にこの教員について不適切な発言をするなどして、ゼミ担当への復帰に否定的な主張をしたということです。

2024年5月に教員から学内の相談窓口に相談があり、調査を行っていたということで、教授は大学側の調べに対して行為を認めているということです。

岡山大学は被害者のプライバシーの侵害や二次被害の恐れがあるとして教員や教授の所属などは明らかにしていません。

岡山大学の那須保友学長は「教員が他の教員に対するアカデミック・ハラスメントの言動を行ったことは許しがたい行為であり極めて遺憾です。当該行為は個人の人権を侵害する不当な行為であり、決して容認できないものであります。被害にあわれた方、関係の方々に深くお詫び申し上げます。この事態を真摯に重く受け止め、全学をあげて更なるハラスメント防止対策を徹底し再発防止に取り組むとともに、ハラスメント行為に対しては引き続き厳正に対処してまいります。」とのコメントを発表しています。

岡山放送
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