山形新幹線の新型車両・E8系は、6月17日以降相次いで故障が発生し、単独運転を取りやめていた。
この影響で、ほとんどの山形新幹線が山形県・新庄駅と福島駅の間で折り返し運転が続き、乗り換えが必要になり、連日ダイヤの乱れや混雑が発生していた。
車両故障の原因を特定したJR東日本は、E8系のうち初期に製造された車両で異常がない事を確認し、8月1日から単独での運転を再開。車両の数を確保できるようになり山形新幹線は通常ダイヤに戻った。これで福島駅での乗り換えも解消される。
利用者は「乗り換えで時間が結構とられていたので、すごく快適。時間どおりで」と話す。
ただ、すべてのE8系車両が使用できる状況ではないことから、今後も一部の臨時列車は運休が続く見通し。
このことからJR東日本は、お盆時期に福島駅と米沢駅の間で臨時の快速列車を運行するなどして対応するとしている。