鹿児島県初の女性国会議員が初登院です。
７月２０日の参院選鹿児島選挙区で初当選を果たした尾辻朋実さんが１日、国会に初登院し「私は私らしく行く」と決意を述べました。
安楽遥記者
「午前８時半です。尾辻さんが国会に姿を現しました。これから初めての国会に臨みます」
１日朝、臨時国会を前に国会を訪れた尾辻朋実さん。
国会議員としての一歩を踏み出すこの日のために、鹿児島で紺色のスーツを新調したそうです。
尾辻さんは７月２０日投開票の参院選で、立憲民主党から推薦を受け無所属で出馬、３０万票余りを獲得して初当選を果たしました。
尾辻さんは自民党の前の参議院議員、尾辻秀久さんの三女。
秀久さんの秘書を務めていた経験もあり、初登院した尾辻さんには関係者から花束が手渡されました。
初登院とはいえ、秘書時代に通い慣れた国会を鹿児島からきた取材陣に案内する場面も。
きょう初登院・尾辻朋実参議院議員（４４）
「奄美の人も『こんな大きなソテツあるんだ』と言うくらい立派なソテツがある。国会の正面に鹿児島のソテツがある」
鹿児島選出としては初の女性国会議員となる尾辻さん。
政党や会派には所属せず活動を進める意向です。
父親同様、弱い人に寄り添う政治を掲げる一方で、「私は私らしく行く」と決意を述べました。
きょう初登院・尾辻朋実参議院議員（４４）
「父が築いてきたものは重いので、それを汚さないようにと思う。（父は）３６年やってきた結果ですから気構えてしまうので、私は私らしくいこうと思う。急がないといけない経済課題がたくさんある。新人にできることは限られる世界なので、まずは鹿児島のみなさんが何をいま必要として、一番困っているものが何か聞くことが先だと思う」
安楽遥記者
「自公政権が大幅に議席を落とし、国会も不安定になる中、無所属で新人の尾辻さんがどこまで鹿児島の意見を国会に届けられるのか。今後の６年間に注目です」
