夏休み中の小学生に刑事裁判について理解を深めてもらおうという催しが、盛岡地方裁判所(岩手県)で7月29日に開かれました。
盛岡地方裁判所の実際の法廷を使って開かれたこの催しには、夏休み中の小学5年生と6年生18人が参加しました。
29日は子どもたちが裁判官と検察官、それに弁護人の役割に分かれて、カッパがキュウリを盗んだ罪に問われるという設定の刑事裁判を体験しました。
検察官役
「農業用ハウスから出てくる人影を見かけ、誰だと声をかけたところ、その人影は走って逃げました」
弁護人役
「食べるために盗んだということですか」
子どもたちは様々な証拠などをもとに、被告であるカッパが有罪か無罪かを真剣に考えていました。
裁判官役の小学5年生
「楽しかったし、こういう体験ができて将来にも役立つのでよかった」
検察官役の小学6年生
「思い描いていた法廷とちょっと違ったのが、すごく印象的だった」
また子どもたちは盛岡地裁の岡田健彦所長に、印象深かった裁判について質問するなど、様々な形で裁判への理解を深めた様子でした。
(岩手めんこいテレビ)