7月30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島付近で地震が発生しました。
この地震に伴い、岩手県沿岸には30日午前8時37分に津波注意報が出され、午前9時40分に津波警報に引き上げられました。
県内では沿岸部の12市町村全てに避難指示が出され、対象は5万3396人(午後2時時点)に上りました。
このうち、宮古市の避難所から中継でお伝えします。
(報告:井上智晶アナウンサー、30日午後6時過ぎ)
海から1.3kmほど離れた場所にある宮古市の磯鶏小学校です。
磯鶏小学校には市のハザードマップで自宅や職場が浸水区域に入っている人など、一時は最大で200人ほどが避難していましたが、午後5時時点では50人ほどに減っています。
通常なら体育館が避難所となりますが、今回は夏休みでエアコンがついている教室が空いているため、こちらに避難しています。
この避難所には近くのスーパーの従業員が飲み物とパンを持って避難してきていて、避難している人に配ったということです。
宮古市によりますと、市内20カ所に避難所が開設されていて、午後4時時点で合わせて250人が避難しているということです。
避難している人からは「この暑さでも、エアコンが効いて快適に過ごせたが、津波警報がいつ解除になるのか不安」だという声が聞かれました。