北海道日本ハム2-5福岡ソフトバンク
7月29日(火)、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスとの首位攻防3連戦・初戦。ファイターズは序盤の失点が響き、黒星発進となりました。
帰ってきた松本剛が魅せた 3連打で流れを引き戻す
先発は今季5勝目を狙う山崎福也。初回、いきなり先頭の周東佑京にライトスタンドへ運ばれ、先制点を許す苦しい立ち上がりに。
しかしその裏、1アウトからこの日1軍に復帰した松本剛が打席に立ちます。スタンドからの大きな声援に背中を押されるように、ホークス先発・モイネロからレフト前ヒットで出塁。復帰戦でいきなり結果を残しました。続く清宮幸太郎もレフト前に運び、一気に松本が三塁へ。ファイターズは1アウト一・三塁と絶好のチャンスを作ります。
ここで4番のレイエスが打席に立ちます。「大きな打球ではなく、とにかくランナーを返す意識でした」という言葉通り、ライト前へのタイムリーで松本がホームイン。3連打で同点に追いつき、試合の流れを呼び戻しました。
「今年は6回くらい開幕あるかも」新庄監督、前向きな姿勢崩さず
ファイターズ打線はその後も、再三チャンスを作ったものの、あと一本が出ません。
しかし、9回裏に意地を見せます。先頭の郡司裕也が四球で出塁すると、続く水野が死球で一・二塁とします。五十幡亮汰、万波中正が倒れてツーアウトとなるが、ここで松本剛がショートへの内野安打で1点を返し、なおも一・三塁としました。
一発出れば同点という場面でしたが、最後は清宮が空振り三振で試合終了。首位攻防3連戦の初戦を落とし、ゲーム差なしの2位に後退しました。
新庄剛志監督は試合後、松本選手について「よかったね。一打席目にヒットでたので。後の打席も雰囲気悪くないし、(9回の)内野安打もまた乗っていけるポイントの一つ」と評価。さらに、「同じラインに立った。これ何回目の開幕?」と記者団に問いかけ、3回目と告げられると、「今年は6回くらいあるかもしれない。盛り上がっていきましょう」と笑顔で締めくくりました。