パレスチナ自治区ガザ当局は29日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘が始まってからガザ地区で死亡したパレスチナ人が6万人を超えたと発表しました。
ガザ保健省によりますと29日、2023年10月7日以降イスラエル軍の攻撃によるガザ地区の死者が6万34人に上り、14万5870人が負傷したと発表しました。
ガザ地区ではイスラエルが支援物資の搬入を制限していたため食糧不足が深刻化しています。
物資を求めて配給拠点に近づいた市民がイスラエル軍から発砲されるなどして1179人が死亡したほか、子どもを中心に栄養失調で亡くなる市民も相次いでいます。
イスラエルに対する国際的な批判が高まる中、イスラエル軍は支援を拡充するため、27日から一部地域で時間を限定し軍事作戦を停止しているものの、ほかの地域では攻撃を続けていて、犠牲者が増え続けています。