北海道南部の上ノ国町で7月29日、トウモロコシやスイカが食い荒らされる被害が相次ぎました。クマによるものとみられています。
29日午前9時ごろ、上ノ国町内郷付近の住宅地で、住人が家庭菜園のトウモロコシ約10本が食い荒らされているのを発見しました。現場から近くの住宅までの距離はわずか約10メートルです。
さらに、同日午前11時30分ごろ、上ノ国町北村付近の住宅地でも、別の住人が家庭菜園のスイカ約5個が食い荒らされているのを発見。
いずれの現場でもクマの目撃情報はなく、フンや足跡は見つかっていませんが、クマによるものとみられています。
警察は周辺の住民に注意を呼びかけるとともに、パトロールを強化しています。
上ノ国町ではクマによるものとみられる家庭菜園の被害が相次いでいて、23日に「ヒグマ注意報」を発出しています。(期間:7月23日~8月22日)
また隣接する福島町では12日、新聞配達員がクマに襲われて死亡しています。