連日続く猛暑と雨が降らない今年の夏。

富山県魚津市では、先月26日を最後に、1カ月以上まとまった雨が降っておらず、7月の降水量は、平年(1カ月間)のわずか6%。

市内を流れる片貝川の水位は、ほとんどゼロです。

魚津土地改良区によると、早月川、片貝川、わせ川は渇水に近い状況で、農家からは「水が来ない」との相談が複数寄せられているといいます。

農業用のダムの貯水率も下がっています。

県が貯水率を計測している7つのダムのうち、最も低くなっているのが、富山市の湯谷川ダムです。

*県農村整備課 渡辺大輔さん
「貯水率を確認したところ50.3%。例年と比べると30%少ない状況」

過去10年で、これほど貯水率が低くなることはなかったといいます。

県の担当者は、今シーズンに限れば、水の供給が止まる心配はないと言いますが、さらに貯水率が下がることを避けるため、農家に節水を呼びかけています。

*県農林水産部農村整備課 渡辺大輔さん
「水をかけ流しすることなく、関係者間で話をしてもらい、水を適切に使ってほしい」

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。