山形が誇るブランド米「つや姫」「雪若丸」の販売戦略などを話し合う会議が開かれ、いずれも2026年度も増産することが決まった。

山形市で開かれた29日の会議では、はじめに現在の生育状況が報告された。

2025年の「つや姫」と「雪若丸」は、5月~6月にかけての日照時間が少なかったため初期の生育が停滞し、茎の数などが平年を下回っている。
現時点で収量への影響はないとみられているが、今は稲の穂が出る出穂期にあたり、高温と渇水に注意が必要な状況。

また会議では、2つのブランド米の2026年度の生産量も話し合われた。

「つや姫」は全国的な人気があり、増産しても値崩れしないとして、2026年は作付面積を1万200ヘクタールから500ヘクタール増やすことを決めた。
500ヘクタールの増加は2025年度の5倍にあたる。

そして2025年度の作付面積が6600ヘクタールだった「雪若丸」は、高温に強い特徴などから2026年度は1000ヘクタールの増産が決まった。

(県産米戦略推進課長・中川文彦さん)
「現在、コメが不足しているという状況において、しっかりと山形県産米を届ける。全国のみなさんにおいしいつや姫・雪若丸をお届けするということで増産を決定した」

県は今後、増産を行う生産者への支援も積極的に行うとしている。

さくらんぼテレビ
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