続いては中国地方で開催中の全国高校総体、インターハイの話題です。28日はローイング、ボート競技に出場する菊池高校の寺田智香選手を紹介します。身長は177センチ、手足の長さを生かした力のある漕ぎで優勝を目指します。
菊池市の班蛇口湖です。ここを拠点に活動するのが菊池高校ボート部。部員は1、2年生の7人です。
寺田智香選手は2年生。熊本県が国際大会での活躍が期待されるなど将来有望な選手を支援する『くまもと新時代ワールドアスリート事業』の強化指定選手に選ばれていて、この夏、初めてのインターハイに挑みます。
【寺田智香選手】
「頑張れば頑張るほどタイムがよくなったり、自分の漕ぎの質が上がるのが楽しい」
取り組む種目は一人で漕ぐ『シングルスカル』。
身長は177センチを超え、手足の長さを生かした力のある漕ぎが強みです。
【香月俊彦監督】
「手足が長いので、他の選手よりも水の中にオールが入る時間が長いので、
その分(1回で)進む距離が他の選手より長い。かなり有利」
熊本市中央区出身で、いまも自宅から約2時間かけて高校へ通っているという
寺田選手が競技を始めたのは小学6年のころ。
風を切りながら湖面を進む気持ちよさに魅了され、『菊池ローイングクラブ』で
腕を磨くと、中学時代には女子ダブルスカルで全国優勝。
(全日本中学選手権)
そして、長年指導を受けてきたクラブの監督で、菊池高校ボート部の監督でもある
香月俊彦さんを慕い菊池高校へ進学。
週6日の練習で、たくさんの距離を漕いで持久力を養った寺田選手。
初めてのインターハイでの目標は…。
「インターハイ優勝です。自信はある」
ローイングは広島県で開催され、予選が8月2日から始まります。
またインターハイ全体としては20日まで行われます。