夏の高校野球富山大会は26日決勝が行われ、未来富山が高岡商業を破り、初の甲子園出場を決めました。

激闘を振り返ります。

3年ぶりの優勝を目指す高岡商業と、創部8年目で初の甲子園出場を目指す未来富山の決勝戦。

*リポート
「高岡商業は大応援がかけつけるなか、県外出身者が多い未来富山は江藤投手の地元・長野からも子どもたちが応援にかけつけています」

*長野から応援にかけつけた千曲ボーイズの選手
「江藤先輩と同じクラブ。甲子園に絶対に行ってほしい」

試合は2回、未来富山がヒットとフォアボールで1、2塁のチャンスをつくると、1番小林がレフト前にタイムリーを放ち、1点を先制します。

続く3回、未来富山は1点を加え、なおもツーアウト1、2塁の場面で、7番、原山。

レフト線へのタイムリースリーベースで2点を追加。

さらに連打で、この回、6得点のビッグイニングとします。

その後、両者得点を加え、9対1で迎えた6回。

未来富山は打席に4番、江藤。

会心の当たりは、ライトスタンドへ一直線。主砲の一振りでリードをさらに広げます。

その江藤、投げては140キロ台のストレートを武器に、この試合8つの三振を奪いました。

試合は、未来富山が10点リードで迎えた9回。高商打線が粘りを見せ4点を返しますが、反撃もそこまで。

未来富山が13対7で高岡商業を破り、創部8年目で、通信制高校として初の甲子園出場を決めました。

*江藤投手の父・政行さん
「本当に良くやりました。甲子園で暴れてみせます」

*未来富山 完投勝利 江藤蓮投手
「去年の夏準決勝で負けてから僕たちの代で絶対甲子園に行くぞという思いでこの1年頑張ってきたので甲子園に出場できてうれしい」

*未来富山・松井清吾主将
「(Q富山県では通信制高校では初の甲子園だが?)23人部員がいて22人が県外出身で県外の選手が多いと応援されないという部分もあったかもしれないが、親元を離れて中学を卒業してから富山に来ているので富山を愛している。富山県の全校の思いも背負って必ず1勝でも多く長く野球をする」

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。