富山県内は28日も熱中症警戒アラートが発表され、危険な暑さとなっています。
この暑さで富山地方鉄道の市内電車のレールが膨張し、午後3時前から一部区間で運転を見合わせています。
*リポート
「現在17:30。帰宅の時間帯ですが、レールの不具合の影響で、富山駅から南富山方面の電車が現在停まっています。現場では、作業員たちが急ピッチで修繕作業を行なっています」
富山地方鉄道によりますと28日午後2時40分ごろ、市内電車の電停地鉄ビル前から電気ビル前間のレールが、暑さのため膨張しているのが見つかりました。
レールの点検作業のため、地鉄ビル前から南富山駅前の運転を見合わせ最大40分の遅れが出ているということです。
電車の運転見合わせで、富山地方鉄道では午後4時から南富山から西町の間で臨時の電車を運転し、西町方面までは環状線からの乗り換えで乗車するよう、また南富山駅までは上滝線を利用してほしいと呼びかけています。
レールは今後入れ替えなどの作業が必要になるとみられ、復旧の目途はたっていないということです。
県内の日中の最高気温は富山市で36.4度高岡市伏木で36.0度など県内6つの観測地点で猛暑日となりました。
この危険な暑さで、熱中症とみられる症状で20代から80代の男女7人が救急搬送され、うち一人が重症です。