ロシアと北朝鮮の首都を結ぶ直行便が27日、モスクワから平壌へ向けて出発しました。
ロシアの国営メディアによりますと27日、ソ連崩壊後初めてとなるモスクワ発、平壌行きの直行便がモスクワのシェレメチェボ空港を出発しました。
空港ではふるさとに帰る北朝鮮の人たちや出張で向かうロシア人などがチェックイン手続きをおこない、ロシアメディアは「北朝鮮の乗客が多い」と伝えています。
この便を運航するのはロシアの航空会社「ノードウィンド」で、飛行時間は約8時間、現地時間の27日午前9時ごろに平壌に到着する予定です。
初日の便はほぼ満席だったということです。
平壌を出発する帰りの便は29日にモスクワへ到着する予定です。
ロシアと北朝鮮は6月には首都を結ぶ列車の運行を約5年ぶりに再開しました。
フェリーの運航再開についても検討が進められていて、交通インフラの整備が進んでいます。
両国はこうした移動手段の再開を通じて、関係強化に向けた動きを加速させています。