静岡市の山間部で林道が崩落し多くの登山者が取り残されています。26日は川などを徒歩で渡る迂回ルートで100人以上が下山しました。
「静岡市の土砂崩れ現場の上空です。ご覧のように大量の土砂が道路を塞いでしまっていてガードレールが押し流されてしまっています」
土砂崩れがあったのは、葵区の林道東俣線で、高さおよそ90メートル、長さおよそ60メートルに渡り崩落しました。
崩落により「椹島ロッヂ」では登山客や工事関係者などが多数取り残され、26日は午前10時から希望する170人が崩落個所を避けて順次、下山しています。
「上空からは川を渡る登山客の姿が確認できます。ロープをつたってまとまって川を渡っています」
登山客は車で崩落現場まで向かい、その後、徒歩で川の中を渡ったあと、川べりを歩いて下り、途中からは迎えに来た市が手配した車で下山しました。
下山者「結構長い行程で、まさか山から下りてきて、またこんな歩くとは夢にも思ってなかったんですけど。普通の道じゃない所を歩くので結構大変でした」
下山者「結局バスが運行しないということで、きのう椹島ロッジに泊まったんですよ。(こういう経験って過去あった?)いや、ないですね」
ロッジには、27日の下山を希望する人たちがまだ120人ほどいるとみられ、市は27日も同様の対応を取ります。
また、崩落した林道は29日の開通をめざしています。