静岡市葵区の山間部で25日、山ののり面が崩れ林道がふさがれました。林道の山側にある椹島ロッヂには約100人が取り残されています。
静岡市によりますと25日午前11時半ごろ、林道東俣線のパトロールをしていた業者から土砂崩れで林道がふさがれていると連絡がありました。
現場は静岡市の林道東俣線の起点から8.3km付近で、約30立法メートルの土砂が堆積しているとみられます。
ケガ人はいませんが、現場より山側にある椹島ロッヂには一般登山者や工事関係者など117人が宿泊していて孤立状態になっています。
市は26日午前5時頃に土砂崩れの現場の確認を行い安全が確保でき次第土砂の撤去を開始する予定です。
現時点で林道の通行再開のめどは立っておらず、市はロッヂの宿泊者らへの対応も今後検討するということです。
林道東俣線では去年9月にも別の場所で大規模な土砂崩れが発生し市は取り残された登山客ら約100人をヘリで救助していました。