クマやイノシシによる農作物への被害を防止する取り組みです。
従来の簡易的な電気柵よりも頑丈な「恒久電気柵」の設置についての講習会が、岩手県花巻市で行われました。

7月25日、県が花巻市石鳥谷町で開いた恒久電気柵の講習会には、地元の農業関係者など約50人が参加しました。

恒久電気柵は、ワイヤーや支柱がともに鉄製で、従来の簡易的な電気柵よりも耐久性に優れていることから、雪が降る冬の期間も有効に機能します。

25日は県によって田んぼの近くに約170mの恒久電気柵が設置されました。

この講習会は、クマやイノシシによる農作物の被害や人への被害を防止するため、恒久電気柵の設置を検討してもらおうと開かれたもので、参加者は設置やメンテナンスの方法について熱心に聞き入っていました。

県農業革新支援担当 中森忠義技術課長
「色々な方策をきちんと取ることで、野生鳥獣の農業被害は減らすことができる。その一つとして電気柵は絶対必要な対策だと考えている」

県では今後も恒久電気柵の設置を推進していきたいとしています。

岩手めんこいテレビ
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