秋田県の災害福祉支援センターで災害時にボランティアを速やかに派遣できるよう、25日から事前登録システムの運用が始まりました。
「災害福祉支援センター」は県社会福祉協議会が5月に立ち上げたもので、災害が起きた際、福祉支援活動やボランティア派遣の調整を担います。
こうした業務をより円滑に速やかに進めようと25日から始まったのが、災害ボランティアの事前登録システムの運用です。
災害が起きてからボランティアを募集すると、希望者が活動内容などの詳しい情報を得にくく、手間と時間がかかります。
事前に登録を済ませると、災害時に活動内容が記されたメールが届き、予約することですぐに参加できます。
主な活動内容は、家財の片付け、泥出し、屋内清掃などです。
県社会福祉協議会・高橋みのり主事:
「多くの人に登録してもらい、有事の際は協力してほしい。できればボランティア同士の顔が見え、社協とボランティアもつながりが持てたらと思っている」
事前登録はセンターのホームページから可能で、平常時はボランティアに関する研修情報などが届きます。
センターは2025年度中に300人の登録を目指します。