開業1年目の経済効果は約6500億円。
ジャングリア沖縄が25日、オープンする。

USJや西武園ゆうえんち再建…マーケティングチーム「刀」

25日にオープンを迎えるテーマパーク・ジャングリア沖縄。
海というイメージが定着している沖縄だが、新たな観光の目玉になると注目したのが「森」だ。

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刀・森岡毅代表取締役社長CEO:
都会では味わえない、亜熱帯の美しい大自然の中で“本物の贅沢”“本物の興奮”“本物の解放感”を味わってもらえるパーク。

USJや西武園ゆうえんちの再建などを手がけてきた、マーケティングチーム「刀」の代表・森岡毅氏がこれまでにない規模でリゾートの楽しさを再定義する。

東京ドーム約13個分…22のアトラクション

敷地面積60ha、東京ドーム約13個分の中にあるのは、22のアトラクション。

アップダウンが激しい亜熱帯のジャングルを、バギーで疾走する10分超えのアトラクション「バギーボルテージ~アドレナリンチャレンジコース~」に、ジャングリア沖縄のメインアトラクション「ダイナソーサファリ」では、恐竜の復活と飼育の研究を行う施設で突如襲った緊急事態を、装甲車に乗り込み草食恐竜の安全を確保するミッションに挑む。

ジャングリア沖縄のメインアトラクション「ダイナソーサファリ」
ジャングリア沖縄のメインアトラクション「ダイナソーサファリ」

約19メートルの恐竜・ブラキオサウルスの足の間をくぐり、ティラノサウルスから逃げるためジャングルのオフロードを爆走する、没入感を楽しめるアトラクションだ。

そしてリゾートで味わいたいことといえば開放感。

森の真上をまるで鳥のように駆け抜けるジップライン「スカイフェニックス」に、全長約84メートルのつり橋を渡る「スカイエンドトレッキング」は、シーソーや縄など、足場が次々と変わるアトラクションだ。

渓谷の上まで行くとその高さは約34メートル。
下を見てみると、視界が森でいっぱいだ。

沖縄県産食材使った料理…特別な演出施されたメニュー

興奮した後は、ぜいたくができる場「パノラマダイニング」へ。

壮大な景色を臨むテーブル席は、鳥の巣をイメージ。
ここでは沖縄県産の食材を使った料理や、特別な演出が施されたメニューを味わえる。

「火山ビーフパイ」(2500円)
「火山ビーフパイ」(2500円)

ビーフシチューをパイで包み、中に桜チップのスモークを閉じ込めたその名も「火山ビーフパイ」(2500円)。

アジア諸国20億人巨大マーケット照準“日本をもっと豊かに”

ジャングリア沖縄のターゲットは、沖縄から飛行機で4時間以内に広がるアジア諸国20億人の巨大マーケットだ。

沖縄県は年間でハワイに匹敵するほどの観光客が訪れながらも、その消費額と滞在日数はともにハワイの約半分にとどまっているのが課題だ。

それが、ジャングリア沖縄の開業1年目の経済波及効果は約6500億円。これは沖縄県の年間予算の約7割に当たる。

観光業をここから発展させ、日本の新たな食いぶちに─。

森岡代表は強い思いを抱いている。

刀・森岡毅代表取締役社長CEO:
“沖縄をもっと豊かにしたい”という切なる思い。“日本をもっと豊かにしたい”という切なる思い。この思いでジャングリアはできている。この先に広がっていく大きな日本の観光の可能性につながっていくと信じている。

沖縄経済の新たな起爆剤、ジャングリア沖縄は期待と使命感を背負い、25日にスタートを切る。
(「Live News α」7月24日放送分より)

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