2025年の夏は梅雨明け前から厳しい暑さが続いています。暑い日に食べたくなるスイーツといえば「かき氷」。こだわりの氷に、こだわりシロップとトッピングをプラス。秋田市にある3店のごちそうかき氷を紹介します。あなたも「かき氷」で夏を乗り切りませんか。
◆和のかき氷「涼甘味 さい賀」◆
はじめに紹介するのは、明治時代から続く老舗・割烹かめ清が手がける「涼甘味 さい賀」です。営業は7月から8月末までの2カ月間だけ。この店で提供しているのは、“和”をコンセプトにしたかき氷です。
中でもおすすめは、ほうじ茶のかき氷です。加賀棒ほうじ茶の上品な香りを生かした自家製シロップがたっぷり。氷の上に和三盆のムースを搾って、ほうじ茶パウダーをかけたら完成です。
立川愛梨アナウンサー:
「口の中にふわっと上品なほうじ茶の香りが香ってきて、かつ和三盆もしっかり伝わり、非常に上品なバランスでおいしい」
食べ進めると氷の下にあんこと寒天が。和の魅力が詰まった一品です。
涼甘味 さい賀・雜賀清人さん:
「和のかき氷にも自信を持っているが、店の空間や雰囲気もお客さんに気に入ってもらっているので、若い人だけではなく、大人のかき氷をコンセプトに皆さんに楽しんでもらいたい」
◆酒かすを使ったかき氷「ハチコオリ」◆
続いては「ハチコオリ」です。提供されるかき氷の氷が、まるで雪のようにふわふわとしているのが特徴です。
「ベリーベリーベリー酒粕ミルク」は、県内で生産されたイチゴやブルーベリーなどを使ったソースに、アクセントは酒かす。さらにはマスカルポーネクリームをたっぷり乗せ、氷を重ねます。
酒かすを使ったかき氷はあまり見たことがありませんが、ミルクとは違って、かなり上品なまろやかさが口の中に広がります。
ハチコオリ・伊勢悠一さん:
「秋田の食材、素材にこだわってかき氷を作っている。秋田で店を開き丸5年になるが、基本的には秋田に根差して、秋田の皆さんにもっと名前を知ってもらえるよう精進したい」
◆一期一会のかき氷「こおりかふぇ melty U」◆
最後に紹介するのは、「こおりかふぇ melty U(メルティーユー)」です。店のコンセプトは、その名の通り一口でとろけてしまうようなかき氷です。
食材は店主自ら仕入れ、納得のいくものだけを使うため、日によってメニューが異なります。まさに一期一会のかき氷です。硬さを手で確かめながら氷を丁寧に削り、かき氷が完成します。
モモとミルクのかき氷は、糖度が高くジューシーなモモが乗せられたぜいたくな一品です。
さらに今回特別に用意してもらったのが、ゴルゴンゾーラチーズのソースを使ったかき氷。実は、秋田テレビとのコラボレーション商品です。秋田テレビのPR大使「ぽちぱ」をイメージしています。“8”個のブルーベリーやヨーグルトクリームチーズを乗せて、仕上げはぽちぱが大好きな蜂蜜をたっぷり。「ぽちぱっチーズ」の完成です。
食べてみると、チーズの味がかなりガツンときますが、そのあとにブルーベリーの酸味と蜂蜜の甘さが混じって、塩味とのバランスが最高です。さらに食べ進めていくとナッツが出てきました。ナッツの食感が「また新しいものが出てきた」という楽しさと面白さを演出してくれます。
こおりかふぇ melty U・森合悠我さん:
「こだわりポイントは、かき氷の中に2層3層とミルクだったり各種ソースを挟んでいるので、最後まで飽きずに食べてもらうことができると思う。なかなか普段かき氷を食べない人も一度食べてもらい、かき氷の概念が少し変わったなと思ってもらえればうれしい」
「ぽちぱっチーズ」は7月25日発売で、7月31日までの限定販売です。なお、ぽちぱの「8」にちなんで1日8組限定です。