北九州市は、経営再建中の日産自動車が神奈川県から福岡県苅田町の工場に生産を移管すると発表したことを受け、プロジェクトチームを組織して支援を進める方針を示しました。
北九州市の武内市長は、15日に日産自動車が神奈川県の追浜工場を閉鎖し、北九州市に隣接する苅田町の日産自動車九州に生産を移管すると発表したことを受けて、18日に支援にあたるプロジェクトチームを立ち上げたことを明らかにしました。
既に担当部署が日産自動車九州と協議を始めていて、24日付けで生産の移転や従業員の移住などに関する特別相談窓口を開設しました。
今後は、部品を供給する市の内外の企業へのマッチング支援や産業用地の紹介のほか、物流ネットワークの構築、社宅の建設といった居住環境への支援も行う方針です。
武内市長は、「県や苅田町とも連携して、日本の基幹産業である自動車産業を支えていきたい」としています。