臨時国会が1日に始まり、先日の参議院選挙で福岡選挙区から初当選した新人議員が初登院しました。
国会議員としての第一歩、何を語ったのでしょうか。
◆記者リポート
「午前8時、国会の正門が開かれました。新人議員たちが敷地内に入っていきます」
1日に始まった臨時国会。
7月の参院選で初当選を果たした新人議員たちにとっては、国会デビューの初登院となります。
◆記者リポート
「参政党の神谷代表です、福岡の中田さんの姿もあります」
福岡選挙区で38万票あまりを獲得し、自民党候補に次ぐ2位で初当選を果たした参政党の中田優子さん。
神谷代表やほかの初当選議員らと共に、国会の門をくぐりました。
◆参政党 中田優子 議員
「大変身の引き締まる思いでございます」
「自称・普通のお母さん」と語る中田さん。
シングルマザーとして育てる高校1年生の息子から、晴れの日にかけられた言葉は…。
◆参政党 中田優子 議員
「『気を付けて、頑張ってきてね』と、福岡から応援をしてくれています。国民の皆さまのためになる政治、いままでお伝えした政策を少しでも早く実現できるように、しっかりと責任を持って実行していきたい」
福岡選挙区で得票数3位となり2期目の当選を果たした公明党の下野六太さん。
4位との差は、わずか1万4000票と大激戦を制した下野さんは…。
◆公明党 下野六太 議員
「正直ホッとしています。6年間きっちりいい仕事をさせてもらって、応援をしてよかったと言っていただける結果を残すということを決意しています。」
一方、自民党の参議院会長に就任した松山政司さん。
今回の参院選では自らの票も大きく減らしたほか、衆参で与党が過半数割れとなるなど厳しい結果となりました。
その上で、党内で加速する「石破おろし」の声については…
◆自民党 松山政司 議員
「しっかり皆さんの意見を聞くべきだし、参議院としてもしっかり意見を申し上げていこうと思っている」
与党にとっては厳しい船出となった臨時国会。
会期は8月5日までで、アメリカとの関税交渉の合意事項などの議論が行われる予定のほか、野党からはガソリンの暫定税率を廃止する法案が提出されています。