秋田県内に生産拠点を構える精密機械メーカーOrbray(オーブレー)の代表が湯沢市の市民大学の一環で講演し、「産業で地域を活性化させる」と強調しました。
この講演会は、市民が教養を深め、生きがいのある暮らしを目指す「湯沢市民大学」の一環で開かれました。
講師として招かれたのは、本社が東京で、横手市や湯沢市に工場を持つオーブレーの並木里也子社長で、テーマは「地域とともに輝く未来を」です。
オーブレーは次世代コンピューターなどの半導体に必要な世界最大級の人工ダイヤモンド基板を量産させる技術を開発し、国内や海外などで合わせて2100人が働いています。
Orbray・並木里也子社長:
「日本の向かう先で人口減少は止められないと思う。地域には産業が必要になる。これが私の夢」
さらに並木社長は「日本が世界を認め、多様性、若者、外国人を受け入れることで地域が活性化する」と述べました。
受講した市民は「ひとづくりに力を入れていて、ひとづくりが会社づくりにつがながるコンセプトが分かりやすく伝わった。仕事内容は知っていたが改めて聞き、湯沢市の誇りの会社だと思った」と話していました。
オーブレーは2026年末までに本社を湯沢市に移転させ、2027年には新工場を市内に建設する予定です。