広島市の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんの兄が、戦争と平和についての講演会を福岡県春日市で行いました。

佐々木禎子さんは、2歳の時に広島で被爆して白血病を患い、回復を祈って鶴を折り続けましたが、12歳の若さでこの世を去りました。

春日市の春日原小学校で19日に行われた講演会で、兄の雅弘さんは禎子さんについて、苦しい闘病中も周りの人に思いやりを持つ子供だったと話しました。

その上で雅弘さんは、戦争を起こさないために、禎子さんのように「思いやり」の心を持って身近なところから平和を作り上げてほしい、と語りかけました。

◆参加者
「戦争が起きてはいけない(と思った)」
「禎子さんと同世代ですけど、もっと思いやりの心を持って生きたい」

また雅弘さんは、自分が生きていることを当たり前と思わず、どう命を生かすか考えて欲しい、と訴えていました。

テレビ西日本
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