秋田県内の多くの小学校はすでに夏休みに入っています。時間をどのように過ごすか、普段できない体験で学びを深める良い機会でもあります。23日、小学生が二酸化炭素を削減して海の生態系を守る取り組みを学びました。鍵を握るのは海草です。

男鹿市の五里合漁港には、県内各地から小学生20人が集まりました。このイベントは、海と日本プロジェクト イン 秋田県が「秋田の海を守り隊」と題して開いたもので、ブルーカーボンを学びます。

ブルーカーボンとは、アマモなどの海草が二酸化炭素を吸収することで海中に貯蓄される炭素を指します。海草を増やすと、より多くの二酸化炭素を吸収するため削減になり、水質をきれいに保つ効果も期待できることから、海の生態系の保護にもつながります。

そこで児童たちは今回、アマモを海中に植えることに挑戦。腕を伸ばしてアマモを一つ一つ丁寧に植えていきました。

男子児童:
「アマモを植えて二酸化炭素が減って酸素が増えてほしい。地球温暖化がなくなって地震も起きなくなってほしい」

女子児童:
「浅いといっても腰くらいだから、手で掘ってアマモを土に植えるのが難しかった」

一生懸命アマモを植えた児童たち。秋田の海を守る活動に少しでも役立てことに、充実した表情を見せていました。

秋田テレビ
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