一部区間の存廃にゆれる芸備線でJRは、先週始まった実証事業などを通して利便性の向上を図り地元経済への波及効果を検証するとの考えを改めて示しました。

【JR西日本広島支社 飯田稔督 広島支社長】
「増便した昼間の列車については夏休み3連休でスタートしてるところで、日々40名とか50名とか数十名のお客様にご利用いただいているという状況、3連休の間にも各地でイベント開催してもらって一定のにぎわいはできている」

JR西日本広島支社の飯田稔督支社長は先週始まった実証事業についてこのように評価しました。

一部区間の存廃を話し合うJR芸備線再構築協議会は利用拡大の可能性を探ろうと今月19日からおよそ4カ月間土日祝日に臨時列車を走らせる実証事業が始まっています。

また、来月21日からは高校生の利用増加を期待して、平日夕方1便でダイヤを変更し一部の区間を延長します。

JR西日本広島支社の飯田稔督支社長は地域の潜在需要や経済への波及効果を検証するにはイベント開催や列車の到着に合わせた2次交通の運行など地域の取り組みが重要であると強調。

また、年明け以降に関しては実証事業の中間報告を基に再構築協議会が結論を出すとの見通しを示しました。

テレビ新広島
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