参議院議員選挙は20日に投開票が行われ、立憲民主党の現職、羽田次郎さん(55)が長野県選挙区で当選を確実にしました。
当選確実の一報を受けた羽田さんは午後8時過ぎ、長野市内のホテルの会場で支援者と万歳をして喜びを分かち合いました。
報道陣の取材に「政府の物価高対策は十分説明できていなかった。バラマキになってしまっていた。私たちの方が訴えられたということだと思う」と述べました。
政権交代については「議席がどこまで伸びるか今の段階ではわからないが、過半数を野党がとれるようなことがあれば、野党の結集、野党の結束、とにかく政権交代目指していくこと、そのハブになれるようなことを汗をかいて進めていきたい」と述べました。
羽田さんは、兄・雄一郎さんの死去に伴う4年前の補選で初当選。共産・社民と候補を一本化し国民の支援も受け、野党共闘で再選を目指しました。
今回の選挙では、物価高対策として、食料品の消費税率ゼロで暮らしを守ると訴えました。
「まっとうな政治を取り戻す」と自公政権に対する立場も強調。兄と父・孜さんがこだわり続けた「政権交代可能な政治を」を訴えて幅広い支持を集めました。