傘にたたきつける大粒の雨で冠水した道路。17日午後4時前の愛知・津島市の様子です。
歩く女性のすね辺りまで水が押し寄せています。

一方で、線状降水帯が発生する恐れがあるのが四国地方。
徳島市は、視界が白く染まるほどの激しい雨に見舞われました。

記録的な大雨となっている東海地方。
三重・四日市市では、トラックが激しい水しぶきを上げ走行しています。

地面を川のように流れ落ちる水。
三重・大紀町では、土砂崩れが発生。
崩れた土砂を取り除く作業が続く中、水が噴き出し続けていました。

雨雲レーダーを見ると、四国、近畿、東海地方にライン状の雨雲が朝から午後にかけてかかり続けています。

町一帯が冠水した愛知・津島市。
隣の愛西市では正午ごろ、1時間に51.5mmの非常に激しい雨が降りました。

名鉄の津島駅では、名鉄の赤い電車が津島駅のホームで止まったまま。
そして、ホームの下には、帰れなくなった人でしょうか、10人ほどの姿が見えます。

津島市の東側では住宅街も冠水。
車が道路を走ると白波が立つほどです。

スーパーの前には、大勢の人が冠水した道路を前に立ち尽くしていました。

中には、水の中を歩く人も。

市民は、「過去一でヤバい。勤務先がそこにあって、心配なので(見に行くところ)」「車お迎えお願いしようと思ったんですけど、この冠水じゃないですか。なので今歩いて親と合流しようとしてて」と話します。

市内の鉄工所では、工場の中まで水が押し寄せていました。

大雨は三重県でも。

桑名市では、午前11時52分までの1時間に72mmの雨が降り、7月の観測史上最大を更新。
一帯が水浸しとなっていました。

大雨の影響で列車が一時運転見合わせになるなどした桑名市。

住宅街では、屋根の下にサルの姿が。
雨を避けようとしたのか、サルの一家が住宅の軒下で雨宿りする様子も見られました。

局地的に非常に激しい雨は17日夜にかけても降る見込みで、予想される1時間の降水量は、東海から四国で50mm以上と滝のような雨が予想されていて、災害級の大雨になる恐れがあります。

低い土地の浸水や土砂災害、河川の氾濫などに警戒してください。