11日、鎮魂と平和の願いを込めて福島県遺族会などが福島市・信夫山にヒガンバナを植えた。
この活動は戦没者への鎮魂と平和の尊さを伝えようと、福島商工会議所と県の遺族会が17年前から行っている。県遺族会副会長の大場盛子さん(85)は戦争で亡くなった父親などに思いを馳せながらヒガンバナの球根をひとつひとつ植えていた。
福島県遺族会の安齋満会長は「彼岸は「悲願」、願いに通ずるということで(県の戦没者数と同じ)彼岸花6万6000本を植えている。平和を願うという意味での彼岸花」などと話す。
福島市・信夫山の彼岸花は9月下旬に見ごろを迎えるとみられている。