ロシアのラブロフ外相は12日、訪問先の北朝鮮東部元山で、崔善姫外相と会談し、ウクライナ軍が越境攻撃したロシア西部クルスク州での戦闘に北朝鮮が派兵しロシアと共闘したことについて両国が「兄弟関係」にある証拠だと称賛しました。
ロシア外務省はラブロフ外相が、訪問先の北朝鮮東部元山で、崔善姫外相と会談した際の動画をSNSに公開しました。
ロシア外務省によりますと、会談の中でラブロフ氏は、ウクライナ軍が越境攻撃したロシア西部クルスク州での戦闘に北朝鮮が派兵しロシアと共闘したことについて両国が「兄弟関係」にある証拠だと称賛した上で、ロシアの領土解放に貢献したとして感謝の意を示したということです。
また先月、竣工式を行った元山の大規模なビーチリゾートについて、ロシアからの観光客が訪れることを確信しているとした上で、そのために、航空便を含む条件を整えるなど、あらゆる面で支援していくことを約束したとしています。
ラブロフ氏は今回の訪問で金正恩総書記とも会談するものとみられるほか、元山のビーチリゾートを視察するのかが注目されます。