2歳の長男に暴行を加え死亡させた罪に問われている父親の裁判で、広島地裁は懲役8年の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、田中遥被告は2024年10月、広島市東区の自宅で、当時2歳の長男の腕をつかんで引っ張り転倒させたうえ、腹を足で踏みつけて死亡させた罪に問われています。
11日の裁判で広島地裁は、「幼く体の小さな被害者に対し腹部を足の裏で強く踏みつけており、その回数が1回にとどまるとしても極めて危険である」と指摘。
「親として幼い被害者を守るべき立場であるにも関わらず、何の落ち度もない被害者を一方的に攻撃しており卑劣で悪質である」として、懲役8年の求刑に対し、求刑どおり懲役8年の判決を言い渡しました。