参議院議員選挙・新潟選挙区の1議席をめぐる争いは日に日に激しさを増していますが、7月9日は候補者たちが討論会に参加。経済の活性化策などについて議論を交わしました。
9日、新潟市中央区では幅広い世代に参院選候補者の訴えを聞いてもらおうと、インターネット討論会が開かれました。
候補者はエネルギー政策など5つのテーマで議論を展開。
地域経済の活性化について、参政党の平井恵里子さんは税金と社会保険料の国民負担率が46%に上り、生活が楽にならないと主張した上で…
【参政・新 平井恵里子 候補】
「まずは、一丁目一番地は消費税を段階的に廃止する、インボイス制度も廃止を考えている。国民がお金に不安があったら、結婚する人は増えないと思うし、結婚する人が増えなかったら子どもは増えない」
一方、立憲民主党の打越さく良さんはU・Iターンの重要性を訴えるとともに、賃金格差の是正など働く環境の改善を重視していました。
【立憲・現 打越さく良 候補】
「全国一律最低賃金を1500円にする。それでは中小企業が大変だということになるかもしれない。だから中小企業への支援ももちろんしなければならない」
オンラインで参加した自民党の中村真衣さんは新潟が誇るコメや酒などの特産品のアピール。そして、人口減少対策などが必要になると訴えます。
【自民・新 中村真衣 候補】
「教育・子育ての支援であったり、結婚・出産対策にも力を入れていかなければいけないと思っているし、Uターン・Iターンの支援も強化しなければならない」
こう話す中村さんに対し、討論会ならではの場面も。
【立憲・現 打越さく良 候補】
「人口減少対策というのは、例えばどのような政策をお考えなのか」
【自民・新 中村真衣 候補】
「Uターン・Iターン、そういった若者の支援というものにも力を入れていかなければいけないと思っている」
討論会には参加しなかった諸派の原田さんは国による財政支出が必要との考えです。
【諸派・新 原田公成 候補】
「プライマリーバランスを考えつつも、ちょっとは財政支出を出したほうがいいのかなと思います」
日本が、そして新潟が抱える課題に対して候補者がどんな考えを持っているのか、私たちはそれぞれの訴えに耳を傾ける必要があります。