本物そっくりに作られたスイーツやフルーツでデコレーションした作品展が、12日から愛媛県内で初めて西予市の県歴史文化博物館で開かれます。
田中日南子記者:
「パステルカラーの大きなドラゴンです。近づいてよく見てみると、リアルなアイスクリームやフルーツでぎっしり埋めつくされているんです」
制作に2ヵ月掛かったという長さ4.5メートルもの作品、「SweetDragon」の表面は、まるで本物のスイーツのようにおいしそうに見えます。
12日から県歴史文化博物館で始まるのは、「かわいいお菓子のミュージアム」です。
現代美術作家の渡辺おさむさんが、100種類にもおよぶフェイクスイーツの素材を手作りし、動物などをモチーフに手作業でデコレーションしていて、今回の作品展には約300点が展示されます。
こちらは「チョコレートの館」。人魚の肌をチョコレートの滑らかな質感で表現したり、チョコホイップで馬の毛並みを再現するなど、チョコレートの色や質感を活かして作られています。
これは、さまざまな動物が集まる「お菓子の森」。想像上の動物、ユニコーンには、淡い色合いのキャンディーやマカロンなどを細かくデコレーションしていて、ファンタジーな世界を作り出しています。
このほか今回が初お披露目となる愛媛オリジナル作品、宇和島の牛鬼をモデルに胴体の形をタルトで表現した、「タルトブーヤレ」も展示されます。
作家・渡辺おさむさん:
「作品を通じて、それぞれの人がもつ、お菓子にまつわる幸せな記憶を思い出してもらえるような、そういう体験をしてほしいなと思って作品を作っております」
「かわいいお菓子ミュージアム」は県歴史文化博物館で12日から8月末まで開かれます。
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