5月のプロボクシング世界タイトルマッチ後に倒れ急性硬膜下血腫で開頭手術を受けた開新高校出身の重岡 銀次朗選手。

JBC・日本ボクシングコミッションの事務局長が取材に応じ、「生命の危機に関しては峠を越えたのでは」と現状を話しました。

判定で敗れた5月の世界タイトルマッチ後、リング上で意識を失ったIBF世界ミニマム級前チャンピオンの銀次朗選手。

現在も手術を受けた大阪市内の病院に入院中で6月下旬に集中治療室から一般病棟に移ったということです。

7日はJBCの安河内剛事務局長と所属ジムの渡辺均会長が見舞いに訪れ、約1時間にわたって銀次朗選手と面会。
安河内事務局長によりますと、銀次朗選手の目は開いているものの、まだ意識は戻っておらず、左半身に麻痺がみられるということです。

一方で、兄・優大選手や関係者の呼びかけに右手で握り返すなど反応を示し、声のしている方を目で追うようなしぐさもあったと明かしました。

この現状をふまえ、安河内事務局長はJBCのコミッションドクターの見解として
「生命の危機に関しては峠を越えたのではないかと思われる」と説明しました。

現在も脳の圧迫を防ぐため、頭蓋骨を外していますが、今後、再手術を経てリハビリができる状態になれば、熊本県内の病院へ転院も視野に入るということです。

テレビ熊本
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