自身の学歴詐称問題をめぐり7月7日に辞意を表明した伊東市の田久保眞紀 市長は8日夕方、市の職員に対して直接謝罪しました。非公開でしたが、
伊東市の田久保眞紀 市長は市の広報誌や報道機関が依頼した経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記していたものの、実際には除籍であることがわかり、市議会から辞職勧告を受けたこともあり7月7日に辞意を表明しています。
こうした中、田久保市長は8日夕方、職員を集めて直接謝罪しました。
報道陣には非公開で行われましたが、終了後、取材に応じた田久保市長は「私の一身上の都合で職員にも大変不安と迷惑をかけたということで謝罪した」と述べ、「私の一身上の都合ということもあるが、今後の事務手続きの引き継ぎや急ぎで決裁しなければならないものについてどうするかお願いをした」と説明しています。
その上で、「私が起こした不祥事について言い訳を言うのは良くないので、いま起こっている事実関係についてのみ話した。進退については多分に政治的な要素も含んでいるし、その後の選挙もあるので、そこは切り離してまずは市政に混乱がないようにしっかり努めたいという気持ちを伝えた」としています。
一方、わずか5分ほどの謝罪だったことについては「説明に関しては辞めることを前提の短い説明であると解釈されればそうなのかもしれないが、私としては自分に残されたあと時間がどれくらいあるのか、自分の決断や事務的なことも含め、一番良いタイミングで、出来るだけ市政に影響のないタイミングでしたいと思っているので可及的速やかになると思う。そうなると最優先は引き継ぎのことで主にそこを説明した」と話しました。
田久保市長は自身の辞職に伴い実施される市長選挙に立候補する意向を明らかにしています。