自身の学歴詐称問題をめぐり7月7日に辞意を表明した伊東市の田久保眞紀 市長は8日、市のホームページに「責任を重く受け止めております」などと記した市民に対する謝罪文を掲載しました。
伊東市の田久保眞紀 市長は市の広報誌や報道機関が依頼した経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記していたものの、実際には除籍であることがわかり、市議会から辞職勧告を受けたこともあり7月7日に辞意を表明しています。
こうした中、田久保市長は8日、伊東市のホームページに市民に向けた謝罪文を掲載しました。
文中で田久保市長は「皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「全ては私の不徳の致すところであり、その責任を重く受け止めております」としています。
その上で「市政への影響や混乱を避けることを最優先に、可及的速やかに誠意を持って、今後必要となる手続きや事務を迅速に行い、より良い市政の実現と伊東市の発展のために最後まで努めてまいります」と記しました。
田久保市長は自身の辞職に伴い実施される市長選挙に立候補する意向を明らかにしています。
謝罪文全文は以下の通りです。
市民の皆さまへ
この度は私個人の学歴に関する問題で市民の皆さま、関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。
全ては私の不徳の致すところであり、その責任を重く受け止めております。
この後の私の進退の考えにつきましては報道の発表のとおりですが、何よりもまず、市政への影響や混乱を避けることを最優先に、可及的速やかに誠意を持って、今後必要となる手続きや事務を迅速に行い、より良い市政の実現と伊東市の発展のために最後まで努めてまいります。
最後に、この場をお借りいたしまして、改めて、市民の皆さま、関係者の皆さまに深くお詫びを申し上げます。
令和7年7月8日
伊東市長 田久保 眞紀