東京・港区で6日、紹介制の違法バカラ賭博店が摘発され、8人が逮捕された。店は看板なしの二重扉で摘発を警戒しながら、高級住宅街で毎日のように営業を続け、約3年間で5億円以上を売り上げたという。警視庁は、金の流れなど実態解明を進めている。

バカラ賭博店を約3年前からほぼ毎日営業か

6日、東京・港区の高級住宅街でカメラが捉えたのは、捜査員が数人がかりで運ぶ巨大な台。“カジノの王様”と呼ばれる「バカラ」の台だ。

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捜査員が「ちょっと持ってもらっていいっすか?」と言うと、別の捜査員が「ほい!いいよ!」と答えていた。

西麻布で客にバカラ賭博をさせた現行犯で逮捕された、店長の房安裕紀容疑者(51)、橋本雅也容疑者(50)、花川貴之容疑者(49)ら8人。

警視庁によると、約3年前の2022年から毎日のように営業を続け、その売り上げは、3年間で5億円以上とみられている。

店内は二重扉など摘発を逃れる対策

店は紹介制で、看板はなかった。

店内は二重扉を設置するなど、摘発を逃れる対策が施されていたとみられる。

調べに対し、房安容疑者は「客から手数料を徴収して、バカラ賭博を開いたことに間違いありません」と供述している。警視庁は、金の流れなど実態解明を進めている。
(「イット!」7月7日放送より)

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