テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「七夕」をテーマにお伝えする。
7月7日は七夕ということで、今回は古山予報士と児玉アナが「織姫」「彦星」に扮して登場。まずは今夜、天の川が見えるかどうかを日本地図で確認する。例年はこの時期、梅雨前線が日本列島に横たわって見られないことが多いが、ことしは早々に梅雨明けしたため、宮崎県内も黄色い表示「チャンスあり」となっている。

そこで、天の川を見るコツを、国立天文台に聞いた。7日夜9時ごろ、東の空に「夏の大三角」が出現する。こと座のベガが「織姫」で、わし座のアルタイルが「彦星」だ。そして深夜0時ごろになると、天の川は頭の真上に来て、見つけやすいということだ。ポイントとしては、街の明かりが少ない所で見ると、天の川もきれいに見られるという。

ここでお天気クイズ。「織姫」と「彦星」の実際の距離は、光の速さで移動すると、どのぐらいの時間かかるのか?

正解は、約14年半。2つの星の間は14.4光年離れているため、2人が光のスピードで移動したとしても、1年に1回会えない計算となってしまう。14年半はちょっと長いかもしれない…。

実は、宮崎市で七夕に天の川を見られる「チャンスあり」というのは結構珍しい。というのも過去10年間、7月7日の宮崎の天気を見ると、10回中6回は雨となっていた。2025年は非常に早い梅雨明けとなり、7月7日に天の川を見られるチャンスなので、星空を見上げるきっかけにして欲しい。
(テレビ宮崎)