7月7日午前10時30分から行われた開局式。

総務省北陸総合通信局の片山局長から坂口市長に臨時災害放送免許が公布されました。

坂口茂輪島市長:
「大変大きな被害を受けた町野ですけどそのことによって多くの皆さんから元気をもらってしっかりとまた復興ができるということを期待しています。」

山下祐介さん:
「スタッフ実は昨夜遅くまで練習していました。正直下手です。今日集まっている報道のみなさんからすると絶対上手くはできないんですけどそれでいいと思っています。町野の地域のラジオなので町野のみんなでつくる町野のためのラジオだと思っています。」

その後、地元の太鼓グループによる復興祈願の演舞で北陸三県で初となる臨時災害放送局の開局を祝いました。

そしていよいよ…。

「ラジオの前のみなさん、こんにちは!ここからは町野復興番組まちのWA。放送するのが町野町の中心部粟倉の旧松尾栗園の作業跡地に建てられましたプレハブのスタジオから第一回目の生放送開局スペシャル2時間バージョンでお届けします。」

まちのラジオ初めての復興情報番組「まちのWA」が放送を開始しました。町野の住民が町野のリスナーに届けるまさに「おらっちゃのラジオ」。

町野にある仮設住宅では…。

「いいこっちゃな」「人の声聞こえるし」「外出れば人としゃべれるけどここ入ったら人と喋れんがいね」「これからもっと盛り上げてほしいな。このへん年寄りばっかりやから」

さらにリスナーはこんなところにも…。

町野小学校の児童の中にはラジオデビューを果たした子もいました。

「初のゲストですよ、ということで小学生にインタビューしてみましたんでそれをお聞きください。」
Q 今、夕方までは学童に行ってたんけ?
「宿題したり遊んだりする」
Q じゃあもうきょうの宿題は終わった?
「…終わってない」

出演した児童は:
「恥ずかしかった。他の人とかの声とか聞きたいし歌も流してほしい。」

町野を元気づける番組「まちのWA」。町の人たちは皆ラジオに耳を傾けていました。

石川テレビ
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