防災について考える「みんなと防災」。宮崎県内の学校や地域、職場での防災対応も紹介していく。今回は日南市の鵜戸小中学校。緊急時の防災バッグを見せてもらった。そこにはある特徴があった。
みんなの「防災バッグ」の中身とは…

海岸からほど近い場所にある日南市立鵜戸小中学校。

小学部と中学部合わせて27人が学んでいて、教室には災害時にそれぞれが持ち出す防災バッグが置いてある。

中身を見せてもらうと、飲料水や非常食、レインコートなどの基本的なものに加えて…

Q.2人は防災バッグに何を入れていますか?
小学2年生:
ぬいぐるみを入れています。寝る時に寂しいからです。
バッグには学校とPTAが準備したものに加えて、非常時に「あったらいい」と思うものを児童・生徒が自ら考えて入れている。

6年生の2人は、避難した場所でも衛生的に過ごせるよう歯ブラシを入れたそうだ。
今後、防災バッグに入れたいものを聞くと…

小学6年生:
ドローンを入れたい。身の回りの安全を確認できるし、行方不明みたいな人がいたらドローンで上から探せるから。

さらに全員が入れているのが「うど小中学校防災ブック」。中学部の生徒会のメンバーが作ったもの。

生徒会のメンバー:
事前の備えが大切じゃないかということで、対策をのせた防災ブックを作ろうということで作った。
中には避難時のルールや緊急時の止血方法、新聞紙を使って皿やスリッパを作る方法などが書かれている。

生徒会のメンバー:
小学生にも配るので、ふりがなをふったり、言葉遣いを簡単なものにしたり、写真をなるべくたくさんつけて分かりやすいようにした。「自分たちで自分の命は守る」ということを大切にしていきたい。
(テレビ宮崎)