アメリカの実業家イーロン・マスク氏が5日、新党結成を表明しました。
マスク氏は、トランプ大統領が大統領選で掲げた主要な公約が盛り込まれ、4日に成立した大型減税を含む法律について、財政悪化を招くとして繰り返し批判してきました。
Independence Day is the perfect time to ask if you want independence from the two-party (some would say uniparty) system!
— Elon Musk (@elonmusk) July 4, 2025
Should we create the America Party?
こうしたなか、マスク氏は4日に自身のSNSで、新たな政党を立ち上げる構想について賛否を問うアンケートを行ったところ、65%を超える賛成が得られたとして、5日、新党「アメリカ党」の結成を表明しました。
新党の詳細は明らかにしていませんが、連邦議会は上下両院とも与党・共和党と民主党との議席数は拮抗しているなか、新党が数議席でも獲得すればキャスティングボートを握る可能性があります。
マスク氏は、大型減税などをめぐりトランプ氏との対立が鮮明になるなか、新党を結成し、2026年11月の中間選挙で議席を獲得することで、トランプ氏や共和党をけん制する狙いがあるものと見られます。