任期満了に伴う参議院議員選挙が3日に公示されました。
現職1人と新人5人のあわせて6人が立候補し、17日間の選挙戦がスタートしました。
参院選長崎選挙区に立候補しているのは、届け出順に共産党の新人 筒井涼介さん(31)、自民党の現職 古賀友一郎さん(57)、参政党の新人 黒石隆太さん(33)、諸派(日本誠真会)の新人 高谷喜久雄さん(63)、国民民主党の新人 深堀浩 さん(59)、諸派(NHK党)の新人 神谷幸太郎さん(49)のあわせて6人です。
共産・新 筒井涼介 候補
「ちゃんと財源はあるんです。何に使うか、どこに配分するか、この問題だと思うんです。それは政治の責任でやるべきです」「今度の夏は消費税減税、実現する夏です。皆さんこの夏は消費税減税、一緒に実現していきましょう」
共産党の筒井涼介さんは消費税の5パーセントへの減税を政策の柱とし、核兵器禁止条約への署名・批准の実現にも取り組む考えです。
自民・現 古賀友一郎 候補
「減税にしても給付金にしても根本的な対策にはならない。それ以上に必要なことはまさに物価高を上回るような賃上げ、経済成長を進めていかなければならない」
3期目を目指す自民党の古賀友一郎さんは、自公政権維持の重要性を訴えます。
経済産業副大臣などを務めていて、水素へエネルギーを転換し、産業の創出や地方経済の活性化につなげるとしています。
参政・新 黒石隆太 候補
「この30年間で変わらなかった経済、変わらなかった日本、変わらなかった政治を変えるのは日本人ファーストという政治」「しっかりと私たちの中でお金を回して経済を回して、子供たちに元気と栄養と希望を与えていく、そんな政治にしていきたい」
参政党の黒石隆太さんは日本人ファーストの政治を掲げます。
農業など一次産業従事者の公務員化のほか、減税による物価高対策などに取り組むと強調します。
諸派・新 高谷喜久雄 候補
「今、日本は病んでいます。国の形がどこかおかしい。働いても報われない。子育てがしんどい。老後が不安。地域の絆も家族のつながりもだんだん失われてきています」「長崎から日本の病を治す。どうか皆さんの一票でこの未来を取り戻しましょう」
政治団体「日本誠真会」の高谷喜久雄さんは自身の体験から、新型コロナワクチンの有害性を主張していて、接種被害者の救済を政策に掲げます。
国民・新 深堀浩 候補
「今、政府が考えている景気対策は1人1回こっきりの2万円の給付。これで何が変わるんですか」「今こそ政治が国民の方を向き直すそういう大切な時期にあると思います」
国民民主党の深堀浩さんは「地方が主役の政治へ」を掲げ、政権交代の必要性を訴えます。
減税による手取りのアップや、燃油高対策に取り組むとしています。
諸派・新 神谷幸太郎 候補
「我々の一丁目一番地はやっぱりNHKの受信料制度の問題」「見ていない方はやっぱり受信料は別に払わなくてもいい。
ご覧になりたい方は払ってみてください。やっぱりそういう制度が一番公平だと思いますので、そこだけは本当に強く強く訴えていきます」
政治団体「NHK党」の神谷幸太郎さんは、受信料制度の改定のほか、消費税や所得税などの税率を5パーセントに下げ、手取りを上げると訴えます。
最大の争点は喫緊の課題となっている「物価高対策」です。
与党の現金給付策に対し、野党は減税などを軸に支持を呼びかけています。
2日時点の選挙人名簿登録者数は107万8433人で、4日から期日前投票が始まります。
投票は一部の地域を除き7月20日に行われ、即日開票されます。