アメリカ・ニューヨークの連邦地裁の陪審は2日、「パフ・ダディ」の名で知られるヒップホップ界の大物で音楽プロデューサー、ショーン・コムズ被告に対し、売春に関与した罪で有罪評決を下しました。
コムズ被告は、薬物を使った性的なパーティーを頻繁に開催し、複数の男女を強制的に参加させ性行為の様子を録画したとして、性的人身売買や売春に関与した罪などで起訴されていました。
ニューヨーク連邦地裁の陪審は2日、売春に関与した罪で有罪評決を下した一方、性的人身売買の罪などについては無罪としました。
コムズ被告を巡っては、今回の事件以外にも、過去に性暴力を受けた100人以上の被害者が訴訟を起こす構えと伝えられています。
中には被害を受けた当時、未成年だった少年らも含まれているということです。
コムズ被告は、1990年代からラッパーとして活躍し、世界的人気歌手のマライア・キャリーさんら、多数の有名アーティストのプロデュースも手がけました。