札幌市は7月2日、北海道大学でみつかった猛毒の「ジャイアント・ホグウィード(日本名:バイカルハナウド)」とみられる植物約40株が別なところでも発見されたと発表しました。
見つかったのは、札幌市白石区東札幌のサイクリングロード「白石こころーど」の近くです。
市によりますと、「6月24日に北海道大学で確認された毒性の疑いのある植物に類似した植物がある」と1日、市民から通報を受けました。
2日、市の担当者と北海道大学の専門家が合同で現地調査。バイカルハナウドと特徴が酷似していたため、除去しました。約100平方メートルの範囲に大小40株ほど確認されました。
確認された植物は大きいもので約2.5メートルで、葉の大きさは20~50センチメートル。葉には深い切れ込みがあったということです。
この植物は樹液に強い毒性があり、触れた後に日光に当たると激しい皮膚炎を引き起こす恐れがあります。ただ、これまでに健康被害の報告はありません。
市は周辺を立ち入り禁止とし、同様の植物がないか調べています。
さらに市は今後2週間の間に、市内の市道や道道、緑道などに加え、2700か所以上の公園を緊急パトロールし、似た植物がないか緊急点検する方針です。
市は同様の植物を見つけた場合は絶対に触れず、すぐに連絡するよう呼びかけています。