配達すべき500個の荷物。持ち込んだ場所はなんとゴミ集積場でした。
日本郵便は、荷物を配達せずに廃棄したとして、天草市にある本渡郵便局の期間雇用社員を懲戒解雇としました。
1日付で懲戒解雇となったのは、天草市の本渡郵便局に勤めていた10代の期間雇用社員の男性です。
日本郵便九州支社によりますと、この男性はことし4月、天草市北浜町などに配達すべきだった500個の荷物を自分の配達エリア外のごみ処理施設に廃棄したということです。
廃棄した2日後、近くの住民から「郵便と思われるものが捨てられている」と郵便局に連絡があり発覚しました。
日本郵便の聞き取りに、男性は「別の日にも荷物を廃棄した」と説明していますが、この他に荷物は見つかっておらず、廃棄した理由については「現時点では分かっていない」ということです。
日本郵便は、送り主に対して謝罪した上で、被害届の提出については「送り主の判断になる」としています。
今回の事案を受け、日本郵便九州支社の平山 泰豊 支社長は、「お客さまの信頼を損なうことになり、おわび申し上げる。今後、こうした事案が発生しないよう、指導を徹底する」とコメントしています。