京都大学iPS細胞研究所の池谷准教授のグループは、ヒトのiPS細胞から米粒程度の大きさの立体的なあごの骨の再現に世界で初めて成功したと発表しました。
実験では、研究用のマウスにiPS細胞から作ったあごの骨を移植することで、穴の開いた骨を再生することができたということです。
この研究は、歯周病で歯を支える骨が溶けてしまった患者などへの治療のほか、骨折の治療などに応用が期待されています。
【京都大学iPS研究所池谷研究室・本池総太特命助教】「骨折で骨が割れたところに足りなくなった骨を補ったりということに使えたらいいかなと(思います)」
研究チームは、メカニズムが解明されていない骨の難病の治療にも役立てていきたいと話しています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月2日放送)