陸上自衛隊のオスプレイが配備される佐賀駐屯地の開設まであと1週間です。徐々に整う駐屯地がいまどうなっているのか、上空からの最新映像をリポートでお伝えします。
【長島リポート】
「佐賀市川副町の上空です。画面中央に見えるのは、ちょうど1週間後、7月9日に開設される陸上自衛隊の“佐賀駐屯地”です。画面奥には隊庁舎、その手前には格納庫など、オスプレイの移駐に必要な施設は6月までに工事が終わったということです」
陸上自衛隊の佐賀駐屯地開設まであと1週間。
現在、千葉県木更津市に暫定配備されているオスプレイは7月9日の開設以降、この駐屯地へ順次移駐されます。
【長島リポート】
「いま見えているのが佐賀空港です。佐賀駐屯地はその西側に位置していて、オスプレイの運用には佐賀空港の滑走路が使われます」
17機のオスプレイが格納される3つの格納庫の前には広い駐機場が整備されていて、上空からは佐賀空港と滑走路で繋がっている様子が分かります。
【長島リポート】
「佐賀駐屯地の周辺には田んぼや畑など平野が広がっていて、隊庁舎などの高い建物がひときわ目立って見えます」
隊庁舎は8階建て。
オスプレイとともに移駐する隊員約420人のうち、主に独身の隊員300人が生活する拠点となります。
また、吉野ヶ里町にある目達原駐屯地の隊員も500人から600人ほどが移駐の対象となるということです。
【アナウンサー】
ここからは取材した長島記者とお伝えします。
【長島】
よろしくお願いします。
【アナウンサー】
オスプレイの配備が目前に迫るなか上空から佐賀駐屯地を見てどうでしたか?
【長島】
地上から見ていたときはあまり感じなかったのですが、上から見てみると隣にある佐賀空港より佐賀駐屯地の敷地がはるかに広く規模の大きさに少し驚きました。
【アナウンサー】
オスプレイが来るまであと1週間ですが…今後のスケジュールはどんな見通しになっているのでしょうか?
【長島】
オスプレイは7月9日に1機程度が飛来する予定で、その後8月中旬までに17機すべてが移駐することになっています。9月には地元の自治体など関係者を呼んで開設式典をするということです。
【アナウンサー】
一方でオスプレイについては強い反対の声もありますよね。
【長島】
そうですね。機体の安全性についてなど地元住民の皆さんはずっと不安を抱えています。国は安全な運用をするのはもちろんのこと、地元の人たちの思いをしっかりと聞いて向き合い少しずつでも信頼を築いていくしかありません。
配備したから終わり、ではなくこれからさらに緊張感を持って運用していく必要がありますし、私たちも関心を持って見続けていかなければならないと思います。
【アナウンサー】
ここまで長島記者とお伝えしました。
【長島】
ありがとうございました。